
私たちが、毎日作る料理で圧倒的に多いのは和食をベースとした家庭料理。「旬の食材を存分に楽しみたい」とがんばって料理してみたけど、上品な味に仕上げるのは難しいと感じたことはないですか?和食はうまく味が定まらなくて、上手にできないから苦手という人も多いかもしれません。それはもしかしたら、‘だし’がちゃんととれていないことが原因かも。和食の基本である、だしの取り方をマスターすれば、和食はいたってシンプルで簡単!どんな料理も自信を持って作ることができます。今回は、素材そのものの味を楽しむ懐石料理のなかでも特別な料理に使うだしと、日常使いできるだしを紹介します。
■卵豆腐としいたけの吸い物
利尻昆布と鮪節で取った上品なだしを味わう!
おもてなしの和食
おもてなしの和食
調理時間
30分
30分
利尻昆布と鮪節を使っただし汁、卵、生しいたけ
ていねいにとった一番だしのおいしさを再確認させてくれる料理です。
■かやくごはん
手軽にとれるだしを使った、家庭料理の
定番メニュー!
定番メニュー!
調理時間
90分
90分
昆布と鰹節を使っただし汁、米、にんじん、ごぼう
だしの味、野菜や鶏肉のうまみをぎゅっと炊き込んだ優しい味のかやくご飯です。
■水菜と油揚げの煮びたし
だしの味を生かした、シンプルな料理を
毎日の食卓に!
毎日の食卓に!
調理時間
25分
25分
昆布と鰹節を使っただし汁、水菜、油揚げ
しっかりだしの味がしみた油揚げと歯ごたえが残る水菜の組み合わせが絶品です。
基本のだし徹底解説
- <1>利尻昆布と鮪節を使っただし
京料理でも使われる、上等な利尻昆布をメインに使い、鰹節よりもあっさり優しい味になる鮪節を加えた上品なだし。だしの味を生かした吸い物など、本格的な和食を作るときにおすすめです。

- <2>昆布と鰹節を使っただし
素材は手軽に手に入るものを使い、とり方も毎日できる無理のない方法です。「だしを自分でとる」ことを難しく考えがちですが、やってみると意外に簡単なものです。ぜひ、何度も繰り返して、毎日の習慣にしましょう。
どうしても時間がないときは、花鰹のかわりに粉鰹(上粉)を使った簡単だしでもOKです。調理時間も短く、粉鰹(上粉)をだしパックに入れてだしをとるだけなので、後始末も楽です。

左から時計回りに、
「昆布と鰹節を使っただし汁」
「上粉を使った簡単だし汁」
「利尻昆布と鮪節を使っただし汁」
おいしいだしのために、保存の基本
昆布や鮪節、鰹節は品質を保つために、素材に合った環境で保存しましょう。よい素材を買っても、保存状態が悪いとおいしいだしがとれません。
昆布はジッパー付きの袋に入れて口をしっかり締め、風通しのよい冷暗所に保存します。乾燥に弱いので冷蔵庫には入れないで。
また、鮪節や鰹節は、ジッパー付きの袋に入れて冷蔵庫で保管します。削り節は常温におくと、ピンク色からベージュ色に変わり、酸化して風味が落ちます。
だしは、冷蔵保存、冷凍保存ができます。作りやすい分量で多めに作り、2~3日で使い切る分は冷蔵室へ、それ以上保存するときは冷凍室へ入れます。密閉容器や製氷器など、小分けにして冷凍しておくと、様々な料理に活用できて便利ですよ。
昆布はジッパー付きの袋に入れて口をしっかり締め、風通しのよい冷暗所に保存します。乾燥に弱いので冷蔵庫には入れないで。
また、鮪節や鰹節は、ジッパー付きの袋に入れて冷蔵庫で保管します。削り節は常温におくと、ピンク色からベージュ色に変わり、酸化して風味が落ちます。
だしは、冷蔵保存、冷凍保存ができます。作りやすい分量で多めに作り、2~3日で使い切る分は冷蔵室へ、それ以上保存するときは冷凍室へ入れます。密閉容器や製氷器など、小分けにして冷凍しておくと、様々な料理に活用できて便利ですよ。



後藤加寿子さん
茶道武者小路千家十三世家元有隣斎と千澄子の長女として京都に生まれる。同志社大学文学部で美術史を専攻し陶磁器の研究に携わる。茶懐石料理研究家の第一人者でもあった母親からの影響もあり、現代の家庭でも作りやすくアレンジした独自のスタイルで"和の食と心"を伝える。近年では、本格茶懐石と家庭料理を柱に教室を主催している。

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和食の味を決める'だし'について丁寧に教えてくださった後藤加寿子さん。一番おいしくだしがとれる分量でレシピを紹介していますが、余ってしまったら小分けにして冷凍しておけば大丈夫だそう。「忙しいときは、冷凍庫からとりだしてすぐ使えた方が便利よね」と優しい笑顔で語りかける姿が印象的でした。難しく考えがちのだしがもっと身近になるレシピを、ぜひ試してみてくださいね。
編集協力:後藤加寿子、奥井海生堂、かつおの天ぱく

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